MENU

大阪ガス、子会社の大阪ガスマーケティングの不適切行為とその対応策

大阪ガス株式会社とその子会社である大阪ガスマーケティング株式会社は、家庭用燃料電池エネファームの販売において、4年間で919件の不適切な行為を行っていたことが明らかになりました。

この問題は長期間にわたり行われており、消費者の信頼を損ねる事態となっています。

目次

エネファーム販売における不適切行為とは

イメージ画

光熱費比較の不適切な方法

大阪ガスと大阪ガスマーケティングは、エネファームの販売に際し、他の給湯機器との光熱費比較を行いました。

しかし、この比較において異なる年月の料金単価を使用し、エネファームのメリットを過大に表示していたことが判明しました。

これにより、リフォームなどの際に家庭用燃料蓄電池「エネファーム」を導入することで、本来よりも多くの経済的メリットが得られると誤解する可能性がありました。

さらに、一部の営業担当者は、顧客に対しエネファームのコストパフォーマンスを実際よりも良いものと説明していたことも指摘されています。

影響を受けた顧客数と関与者

この不適切行為により、影響を受けた顧客は合計で919件に及びました。

また、この不適切な販売活動には、大阪ガスマーケティングの従業員25人が関与していたことが明らかになっています。

一部の従業員は、意図的に誤解を招く説明を行っていたことも社内調査で判明しており、この点に関しても責任の所在が問われています。

不適切行為の発覚経緯と企業の対応

イメージ画

内部告発による問題の発覚

この問題は、社内の内部告発によって明るみに出ました。

ある従業員が不適切な販売手法について指摘し、その情報が経営陣へ伝わったことで調査が開始されました。

これを受け、大阪ガスは社内調査を行い、事実関係を確認したうえで、消費者庁に対して景品表示法違反の可能性があることを報告しました。

内部告発者は、長期間にわたってこの問題を上司に報告していたものの、適切な対応が取られなかったことも明らかになっています。

影響を受けた顧客への対応

大阪ガスと大阪ガスマーケティングは、不適切な販売活動の対象となった顧客に対して謝罪し、今後の対応についても説明する予定です。

具体的な対応として、影響を受けた顧客に対し補償を行う方針を示しました。さらに、補償の詳細については、今後の調査結果に基づき個別に対応していくとしています。

補償内容と再発防止策

イメージ画

補償の具体的な内容

大阪ガスは、比較対象の機器の光熱費を高く見せかけていた額として、影響を受けた顧客1件あたり年間平均で約2万3000円にのぼることを認めました。

これを受け、購入者にはおわびをしたうえで、差額の補償などを検討するとしています。

また、補償金の支払い方法については、銀行振込や現金書留など複数の手段を検討していると発表されました。

再発防止に向けた取り組み

大阪ガスは、再発防止策として以下の施策を発表しました。

  • 販売活動における不適切な情報提供を禁止することの徹底。
  • 上司決裁の厳格化を行い、透明性の高い販売プロセスを確立。
  • 販売データの管理システムの改修を行い、適正な情報提供を確実にする。
  • 従業員へのコンプライアンス研修の強化を実施し、意識向上を図る。

これにより、エネファームの販売を含むすべての製品に関する情報提供の正確性が向上し、消費者の信頼を回復することを目指します。

問い合わせ窓口の設置

イメージ画

大阪ガスは、影響を受けた顧客からの問い合わせに対応するため、専用の問い合わせ窓口を設置しました。

これにより、不安を抱える顧客に対して適切な情報提供を行い、信頼関係の回復に努める考えです。

窓口の設置時間は、平日9時から17時までとされており、土日祝日は対応外となっています。

今後の影響と大阪ガスの信頼回復

企業の信頼回復に向けた取り組み

今回の問題が公に明らかになったことで、大阪ガスは社会的信用の回復を求められています。

環境に配慮したエネルギーシステムとして期待されるエネファームの販売において、不適切な行為が行われたことは、企業の信用に大きな影響を与えています。

そのため、大阪ガスは誠実な対応を継続し、消費者との信頼関係を再構築することが求められています。

また、今後は経営陣の監督責任も問われる可能性があり、これに対する対応も必要となるでしょう。

監査体制の強化

大阪ガスは、消費者庁をはじめとする関係機関と協力し、再発防止策の実施状況を報告するとしています。

さらに、独立した外部機関の監査を受けることで、自社の販売活動が適正であることを証明し、企業としての透明性を高める方針を示しています。

こうした取り組みによって、大阪ガスは信頼回復に向けた努力を続けていくと考えられます。

また、外部の監査だけでなく、社内においても定期的な内部監査を行い、継続的に監視する体制を整備すると発表されました。

まとめ

  • エネファームの販売で不適切な行為を行っていたことが明らかになった。
  • 光熱費比較において、誤解を招くデータを使用していました。
  • 内部告発により問題が発覚し、消費者庁に報告されました。
  • 購入者にはおわびをし、差額の補償などを検討しています。
  • 不適切行為防止のため、販売管理システムの改修を実施します。
  • 企業の信頼回復に向け、監査体制の強化を進めています。
目次