嵐の紅白歌合戦出場が現実味を帯びる中、グループの要である松本潤(42)が慎重姿勢を崩していない。
「大みそかまでに間に合わない」──その背景には、活動休止中のリーダー・大野智(44)の心身面への深い配慮があるという。
生配信での再集結から始まった再始動の動き。
ファンが待ち望む5人そろっての舞台復帰に向けて、グループ内外の思惑が交錯している。
「大みそかまでに間に合わない」──その背景には、活動休止中のリーダー・大野智(44)の心身面への深い配慮があるという。
生配信での再集結から始まった再始動の動き。
ファンが待ち望む5人そろっての舞台復帰に向けて、グループ内外の思惑が交錯している。
この記事のポイント
嵐、1,768日ぶりの再集結 生配信で見せた“変わらぬ絆”
11月3日、嵐はデビュー26周年を迎えた。その日、公式ファンクラブ限定で配信された生配信には、5人がそろって登場。
2020年の活動休止以来、実に4年半ぶりとなる“再会”だった。
特に注目されたのは、長らく芸能活動を休止していたリーダー・大野智の姿だ。
日焼けした肌にヒゲをたくわえ、穏やかな表情でファンの声に応える姿に、「おかえり」「元気そうで安心した」とコメントが殺到した。
生配信では「自由に生きさせてもらった4年半だった」と語り、今の穏やかな心境をのぞかせた。
復帰に向けた準備進行中 “最後のツアー”構想も
現在、嵐は来春に予定されている“ラストツアー”に向けて、水面下で準備を進めているという。櫻井翔(43)はインタビューで「過去のライブ映像を見返している」と語り、当時の感覚を取り戻す努力を続けている。
一方、グループ全体としての復帰第一歩として、NHK紅白歌合戦への出場が注目を集めている。
2023年・2024年と、STARTO社のアーティストは紅白への出演を見送ってきたが、NHK側は「番組の趣旨に合えば可能性はある」と方針を変えつつある。
今年は放送100周年の節目でもあり、NHKは「嵐の復帰」というサプライズを模索しているという。
松本潤が「紅白出場」に慎重姿勢を示す理由
そんな中で、“紅白出場”に最も慎重な姿勢を示しているのが松本潤だ。嵐のライブ演出を長年手がけ、メンバー内でも最もプロ意識が高いことで知られる。
「ファンの前に立つ以上、万全の状態でなければならない」というのが松本の信条。
そのため、ブランクが長い大野のコンディションに不安を抱いているという。
関係者によると「松本さんは大野さんの“心身のリハビリ”を最優先にしており、焦って復帰させることを望んでいない」と話す。
大野智の“今” 沖縄生活と心身のリハビリ
活動休止後、大野智は沖縄・宮古島を拠点に生活を送っていた。釣りや自然の中で過ごす穏やかな日々を送り、「自分の時間を取り戻していた」と周囲に語っている。
一方で、心身のバランスを整えるための期間が必要だったともいわれている。
テレビ局関係者によれば「現在も本格的な体力づくりやトレーニングは再開しておらず、パフォーマンス復帰には時間がかかる」とのこと。
松本が懸念する「間に合わない」という言葉は、そうした現状への現実的な判断から生まれたものだ。
2人の信頼関係 “じいまごコンビ”が支える嵐
大野と松本の関係は、グループ内でも特に深い。最年長と最年少という関係ながら、ファンの間では「じいまご(爺孫)コンビ」と呼ばれ、互いを信頼してきた。
大野は過去のインタビューで「自宅に招いたのは松潤だけ」と語っており、その絆の強さをうかがわせる。
また、ライブ演出面でも松本に「全て任せる」と絶大な信頼を置いていた。
松本が紅白出場に難色を示すのも、大野を思うリーダー愛からだ。
“リーダーを無理に立たせたくない”という優しさが、嵐の絆を象徴している。
NHKが探る「サプライズ出場」シナリオ
一方、NHK側は粘り強く交渉を続けているという。関係者によると「“特別枠”での出演を想定している」とのことで、昨年のB’z同様、12月下旬の“サプライズ発表”が検討されているという。
もし嵐が出場する場合、5人が完全体でステージに立つとは限らない。
状況次第では「メッセージ出演」や「過去映像+新コメント」など、柔軟な形を模索しているようだ。
NHKとしては「100周年の紅白にふさわしい形で、嵐を送り出したい」という思いが強い。
ファンの期待と“静かな覚悟” 嵐が下す決断は
ファンの間では「5人での紅白出場を見たい」「無理せず元気な姿を」と両極の声が上がっている。SNS上では「松潤の判断を信じる」「大野くんが笑顔で戻れるタイミングを待つ」といったコメントが相次いでいる。
一方で、「活動休止を経た今だからこそ、再集結の意味がある」と期待する声も根強い。
嵐の名を冠する以上、中途半端な復帰ではなく、“完全体”でのステージを望むのが松本の信念だ。
大野の調整状況を見極めたうえで、嵐がどんな形で再登場するのか──決断のときが迫っている。
まとめ|嵐の“再始動”は焦らず、確かな歩みで
紅白出場は、嵐にとって再出発の象徴的な舞台となるだろう。だが、松本潤が優先しているのは「ステージの華やかさ」ではなく「5人の心と体の健康」だ。
活動休止を経てなお変わらぬ絆を見せる嵐。
ファンとともに歩んできた25年の歴史を背負いながら、彼らはもう一度、グループとしての“最適な形”を模索している。
たとえ今年の紅白出場が叶わなくても、嵐の再始動は確実に進んでいる。 “完璧な嵐”として再びステージに立つその日を、ファンは静かに待っている。





