歌舞伎俳優・中村橋之助(29)と、元乃木坂46で女優の能條愛未(30)が婚約を発表してから2日。
母・三田寛子(59)が、ラジオ番組で能條への思いと“母としての覚悟”を語った。
「彼女には私のような思いはさせたくない」「困った時はSOSを出してくれれば助けたい」── かつて自身も“梨園の妻”として苦労を経験した三田が、長男の婚約者に向けて率直に語った言葉に、多くの共感と称賛が集まっている。
母・三田寛子(59)が、ラジオ番組で能條への思いと“母としての覚悟”を語った。
「彼女には私のような思いはさせたくない」「困った時はSOSを出してくれれば助けたい」── かつて自身も“梨園の妻”として苦労を経験した三田が、長男の婚約者に向けて率直に語った言葉に、多くの共感と称賛が集まっている。
目次
ラジオで語られた「母の本音」|「フォローしたい」
11月12日放送のTBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」で、 水曜パートナーを務める三田寛子が、長男・橋之助と能條愛未の婚約について語った。番組冒頭、MCの向井慧から「おめでたい話題がありましたね」と祝福されると、 三田は「ありがとうございます。この夏にプロポーズをして断られずに受けていただいて…」と、 穏やかに婚約成立までの経緯を明かした。
その上で、「私が経験してきたような苦しみは彼女に味わわせたくない」「フォローしていきたい」ときっぱり。 “梨園の妻”として歩んできた30年以上の経験が、いま彼女の優しさに結実している。 SNS上では「本音の優しさがにじみ出ている」「理想の姑像」といった声が広がった。
「義母の胸に飛び込んでいった」自身の嫁入りを回顧
ラジオでは、自身が芝翫(しかん)夫人として嫁いだ当時の思い出にも触れた。「私も何もわからないまま、主人の胸よりも義理の母の胸に飛び込んでいったんです」と語る三田。 「寝ている時間以外はお母様と一緒にいたぐらい、心強い存在だった」と、当時を懐かしんだ。
華やかな歌舞伎の世界の裏で、慣れない礼儀作法や人間関係に悩む若い妻たちも少なくない。 そんな中で「自分が助けられたように、今度は自分が支える番」という意識が自然と芽生えたという。
「愛未ちゃんには、困ったときにはSOSを出してほしい。どんなときでも支えたい」── その言葉には、母としてだけでなく“同じ道を歩んだ女性”としての温かい共感が込められている。
「嫌だったこと、苦しかったことは彼女に味わわせたくない」
三田は、嫁入り当初の苦労を包み隠さず語った。「私が嫌だったこと、しんどかったこと、傷ついたこと、苦しかったこと──その負の部分については、 絶対に愛未ちゃんには同じ思いをさせたくない」。
梨園という特殊な世界では、礼儀・慣習・上下関係などに戸惑う新妻も多い。 そんな中で、三田の「経験者としてのフォロー宣言」は多くの人々の共感を呼んだ。
ネット上でも「理想的なお姑さん」「こういう言葉をかけてもらえたら救われる」といったコメントが相次ぎ、 彼女の誠実さと優しさが改めて注目された。 “母としての覚悟”を率直に語る姿は、世代を超えて支持を集めている。
婚約会見では“母の着物”が再登場
10日に行われた婚約発表会見では、能條愛未が身にまとっていた着物も話題を呼んだ。三田は自身のInstagramで「34年前、私が婚約発表会見で着た着物を愛未ちゃんが着てくれました」と報告。 当時と同じ淡い色合いの上品な和装が、時を超えて受け継がれた。
SNSでは「素敵なバトンリレー」「母から嫁への美しい絆」と称賛の声が殺到。 伝統を重んじる歌舞伎の家にふさわしい、温かくも象徴的なエピソードとなった。
ファンの間では「能條さんの所作が自然で美しい」「着物姿に三田さんの面影がある」との声も多く、 二人の関係がすでに“親子のような信頼関係”で結ばれていることを感じさせた。
夫・中村芝翫と連名コメント「心より喜んでおります」
婚約発表後、三田と夫・中村芝翫は連名で祝福コメントを発表。「このたび、長男・中村橋之助が能條愛未さんと結婚することとなり、家族一同、心より喜んでおります」とつづった。
また「これまでも多くの皆さまに温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます」と感謝の言葉も添えた。 公の場でも一貫して丁寧な姿勢を崩さないのが三田家の流儀だ。
その上で三田は、自身のInstagramにて能條との2ショットを投稿。 控えめな笑顔の中に、母としての安堵と信頼が感じられた。 ファンからは「嫁姑関係の理想形」「三田さんの温かさが伝わる」といったコメントが寄せられた。
SNSでは「理想の母」トレンド入り 広がる共感
三田のラジオ発言を受け、SNS上では「理想の母」「完璧なサポート」といったワードがトレンド入り。特に“彼女にそんな思いはさせたくない”という一節が多くの人の心に響いた。
共感の声には「嫁入り経験があるからこその優しさ」「こんな姑さんになりたい」といったコメントも。 若い世代からは「三田さんの言葉に励まされた」「愛未ちゃんは本当に幸せそう」といった感想も目立つ。
芸能界でも先輩ママタレントたちがSNSで「素敵な家族」「応援したい」と反応しており、 婚約報道をきっかけに“家族の絆”が改めて注目される形となった。
まとめ|“経験が生んだ優しさ”で支える母の覚悟
自身もかつて梨園に嫁ぎ、多くの試練を乗り越えてきた三田寛子。 だからこそ、長男の婚約者に向けた「同じ思いはさせたくない」という言葉には深い意味がある。能條愛未が着た着物には、三田が歩んできた年月と母としての想いが重なっている。 それは単なるファッションではなく、“伝統と愛情の継承”そのものだ。
「困った時は助けたい」と語った彼女の声には、優しさだけでなく覚悟が宿る。 梨園という世界に新たな風を吹き込むであろう2人の未来を、 温かく見守る三田の姿勢が、多くの人々の心に深く残った。
