山本モナ49歳が司法試験合格！3児の母が5年の挑戦で夢実現

49歳で司法試験合格！5年間の長い道のりが実を結ぶ

2024年11月13日、フリーアナウンサーの山本モナさんが自身のインスタグラムで「【ご報告】この度、令和7年司法試験に合格しました」と発表し、フォロワーや芸能界関係者から祝福のコメントが殺到しています。

司法試験は日本で最難関の国家試験の一つとして知られており、合格率は例年20〜30%程度。法律の専門知識を問う論文式試験と短答式試験から成り、合格には膨大な学習時間と努力が必要です。山本さんは「ロースクール受験の時期から考えると5年。長かった、、」と振り返り、その道のりの厳しさを語っています。

特に注目すべきは、山本さんが3児の母として子育てをしながらこの挑戦を続けてきた点です。2012年に第1子、2014年に第2子、2019年に第3子を出産しており、末っ子がまだ幼い中での受験勉強は想像を絶する困難があったはずです。それでも「私のこれまでの経験と、法曹としての学びが、どなたかの力になるように、引き続き頑張ります」と前向きな姿勢を示しています。

「40代からの新しい挑戦が実りました。やっと次のスタートラインに立てました」という言葉には、長年の努力が報われた喜びと、これから法曹として社会に貢献していく決意が込められています。司法試験合格は終わりではなく、司法修習という新たなスタートラインに立ったことを意味するのです。

山本モナのプロフィール：美女アナから法曹界へ

山本モナさんは1975年2月11日生まれの49歳。広島県出身で、父がノルウェー人、母が日本人というハーフです。その美しい容姿と知性を兼ね備えた魅力で、かつては「関西最強の美女アナ」と呼ばれていました。

学歴は学習院大学法学部法律学科卒業。実は学生時代から法律を学んでおり、今回の司法試験挑戦は「原点回帰」とも言える選択でした。1998年に朝日放送（ABC）に入局し、アナウンサーとしてのキャリアをスタート。その明るい性格と確かなアナウンス力で、ニュース番組やバラエティ番組で活躍しました。

2005年にフリーアナウンサーに転身後も、テレビやラジオで幅広く活動。私生活では2010年8月に一般男性と結婚し、2012年7月に第1子となる女児を出産しました。その後、2014年6月に第2子の男児、2019年6月に第3子が誕生し、3児の母となりました。

アナウンサーとして華やかなキャリアを築きながらも、法学部出身という学歴と、社会貢献への思いが、40代での大きな決断につながったのでしょう。芸能界という華やかな世界から、法曹という専門職への転身は、山本さんの人生における大きな転機となりました。

アナウンサー時代の活躍と波乱の経歴

山本モナさんのアナウンサー時代は、華やかさと同時に様々な出来事があった時期でもありました。朝日放送時代は、その美貌と確かなアナウンス力で多くの番組を担当し、関西地方で絶大な人気を誇りました。

2005年のフリー転身後は、東京を中心に活動を展開。テレビ朝日系の番組やバラエティ番組に出演し、全国区での知名度を獲得していきました。その一方で、私生活に関する報道が過熱した時期もあり、メディアの注目を集める存在でした。

しかし、そうした波乱の中でも、山本さんは常に前を向いて歩み続けてきました。2010年の結婚、そして3人の子どもの出産という人生の大きな節目を経て、彼女は新たな目標を見つけたのです。それが法曹への道でした。アナウンサーとして培ってきた「人に伝える力」と、法律の専門知識を組み合わせることで、より多くの人の役に立ちたいという思いが、この決断の背景にあったと考えられます。

3児の母としての子育てと勉強の両立

山本モナさんの司法試験合格が特に感動的なのは、3児の母として子育てをしながら実現したという点です。2019年に第3子を出産した後、おそらくロースクールの受験勉強を本格的に始めたと考えられます。末っ子が幼児期の中での受験勉強は、想像を絶する困難があったはずです。

一般的に司法試験の準備には、1日8〜10時間以上の学習が必要とされます。しかし、小さな子どもを育てながらそれだけの時間を確保することは至難の業です。早朝や子どもが寝た後の深夜、あるいは家族の協力を得ながら、限られた時間を最大限に活用したに違いありません。

「年齢や、家庭状況や、その他色々なことで自分にストッパーをかけてその場にとどまることはもったいない。ぜひ動いてほしいな」という山本さんのメッセージは、同じように子育てと夢の実現の間で悩む多くの人々に勇気を与えるものです。彼女自身が「家庭状況」という大きなハードルを乗り越えた証明となっているからです。

夫や家族のサポートがあったことも間違いありませんが、それでも最終的には本人の強い意志と努力が合格を勝ち取りました。「やればできる」という言葉に説得力があるのは、山本さん自身が実践して証明したからこそです。

40代からのキャリアチェンジ：ロースクールから司法試験まで

山本モナさんは「ロースクール受験の時期から考えると5年」と語っています。つまり、44歳頃にロースクール（法科大学院）の受験を決意し、そこから5年間の挑戦が始まったということです。

ロースクールは通常2〜3年制で、法律の専門知識を体系的に学ぶ教育機関です。既に学習院大学法学部を卒業していた山本さんは、既修者コース（2年制）に進学した可能性が高いでしょう。ロースクール在学中は、膨大な量の判例や法律文献を読み込み、論文を書き、試験をクリアしていく日々が続きます。

ロースクール修了後は、司法試験の受験資格を得て、いよいよ本試験への挑戦が始まります。司法試験は短答式試験と論文式試験から成り、憲法、民法、刑法などの基本科目に加え、選択科目も含めた幅広い知識が問われます。合格には平均3000〜5000時間以上の学習が必要とされており、その厳しさは法律業界でも知られています。

40代からのキャリアチェンジは、若い受験生と比べて記憶力や体力の面でハンディがあるとも言われます。しかし、山本さんは人生経験の豊富さと、アナウンサーとして培ってきた「伝える力」を武器に、この難関を突破しました。「40代からの新しい挑戦が実りました」という言葉には、年齢を理由にあきらめることなく挑戦し続けた誇りが感じられます。

SNSで広がる祝福と感動の声「勇気をもらった」

山本モナさんの司法試験合格報告は、SNS上で大きな反響を呼んでいます。インスタグラムの投稿には、数千件を超えるいいねとコメントが寄せられ、多くの人々が祝福と感動のメッセージを送っています。

「本当におめでとうございます！3児の母として、そして49歳での合格は本当にすごい」「『やればできる』という言葉に勇気をもらいました」「私も40代ですが、新しいことに挑戦する勇気が湧いてきました」「子育て中のお母さんたちの希望の星です」といった、感動と共感のコメントが多数を占めています。

特に注目されているのは、同じように子育てをしながら夢を追いかけている人々からの反応です。「子どもがいるからできない」という思い込みを、山本さんが見事に打ち破ったことで、多くの母親たちが勇気をもらっているのです。「年齢や家庭状況で自分にストッパーをかけることはもったいない」というメッセージは、まさに彼女の経験に基づいた重みのある言葉として受け止められています。

また、かつて山本さんを知る芸能界関係者からも「モナさんの努力家な一面を知っているので、この結果は驚きではなく納得です」「アナウンサー時代から勉強熱心だった」といったコメントが寄せられており、彼女の努力と誠実さが改めて評価されています。

今後の展望：法曹としての新たなキャリアスタート

司法試験に合格した山本モナさんは、「やっと次のスタートラインに立てました」と語っています。実は司法試験合格はゴールではなく、法曹として活動するための新たなスタートなのです。

今後、山本さんは司法修習生として約1年間の実務研修を受けることになります。裁判所、検察庁、弁護士事務所などで実際の法律実務を学び、法曹としての基礎を固めます。司法修習を終えた後、最終的な試験（二回試験）に合格すれば、晴れて弁護士、検察官、裁判官のいずれかの道を選ぶことができます。

山本さんは「私のこれまでの経験と、法曹としての学びが、どなたかの力になるように、引き続き頑張ります」と述べています。アナウンサーとして培ってきた「人に寄り添い、伝える力」と法律の専門知識を組み合わせることで、独自の強みを持った法曹になる可能性があります。

例えば、メディアに関する法律問題、女性や子育て世代が直面する法的課題、あるいは一般の人々にも分かりやすく法律を解説する活動など、山本さんならではの貢献が期待されます。49歳という年齢は法曹としてはスタート地点ですが、人生経験の豊富さは大きな武器となるでしょう。これまでの経験を活かした、新しいタイプの法律家として活躍する日が楽しみです。