2026年11月5日、高知県内の17歳の女子高校生と無職の少女が、知人女性2人から現金を脅し取った疑いで逮捕されました。
事件が起きたとされるのは10月11日未明、高知市内のマンション駐車場です。警察によると、未成年者のバー勤務について通報されたことへの反発が背景にあったとみられています。
2人は現金計1万2000円を脅し取った疑いが持たれていますが、いずれも容疑を否認しています。
この記事では、事件の経緯、SNSでの呼び出し、18歳未満のバー勤務に関する法律、恐喝罪の成立条件、今後の捜査について解説します。
事件の重要ポイント
- 逮捕されたのは17歳の女子高校生と17歳の少女
- 事件発生は10月11日午前2時~3時ごろ
- 現場は高知市内のマンション駐車場
- 10代女性2人から現金計1万2000円を脅し取った疑い
- 背景にはバー勤務を警察へ通報されたことへの反発があったとされる
- 2人とも恐喝の容疑を否認している
高知市で女子高校生ら2人逮捕|何があった?
高知警察署は2026年11月5日、恐喝の疑いで高知市に住む17歳の女子高校生と、香美市に住む17歳の無職の少女を逮捕しました。
テレビ高知によると、2人は10月11日午前2時から3時ごろ、高知市内のマンション駐車場で顔見知りの10代女性2人を脅し、現金計1万2000円を受け取った疑いが持たれています。
警察は、女子高校生が以前働いていたバーに関する通報をめぐるトラブルが事件の背景にあるとみて調べています。
ただし、逮捕は有罪の確定を意味するものではありません。2人はいずれも脅し取ったことを否定しています。
なぜ通報を逆恨み?バーのアルバイトをめぐるトラブル
報道によると、逮捕された女子高校生は事件前、被害女性の知人が経営するバーでアルバイトをしていました。
被害女性側は、未成年者が働いていることによって店の経営者に迷惑がかかると考え、警察へ通報したとされています。
通報を受け、実際に警察官が店を訪れました。
その後、女子高校生は通報したのが知人女性らだと把握したとされ、警察は仕事ができなくなったことへの反発が事件につながった可能性を調べています。
バーを辞めた理由は?
RKC高知放送は、女子高校生が通報を受けてバーを解雇されていたと報じています。
一方、テレビ高知の記事では、通報後に仕事ができなくなったことが説明されています。
勤務先でどのような手続きが取られたのか、解雇の具体的な経緯については、現時点で十分な詳細が公表されていません。
SNSで駐車場に呼び出し|事件当日の経緯
警察の説明によると、17歳の無職の少女がSNSを使って知人女性らを呼び出したとされています。
呼び出し先は高知市内のマンション駐車場でした。
そこで女子高校生が、通報のせいで仕事ができなくなったという趣旨の発言をし、金銭を要求した疑いが持たれています。
テレビ高知は、相手に金銭の支払いか暴力かを迫るような言葉が使われたと報じました。
警察は、こうした発言や当時の状況を含め、恐喝に当たるかどうかを捜査しています。
事件の時系列|10月11日から11月6日まで
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 事件前 | 女子高校生が知人の経営するバーで勤務 |
| 事件前 | 未成年者の勤務について警察へ通報があり、警察が店を訪問 |
| 10月11日未明 | 高知市内の駐車場で恐喝事件が起きた疑い |
| 11月5日 | 17歳の女子高校生と少女を逮捕 |
| 11月6日 | テレビ高知が事件の背景や容疑者の供述を詳報 |
未成年はバーで働ける?18歳未満のアルバイトと法律
今回の事件では、17歳の女子高校生がバーで働いていたことがトラブルの発端になったと報じられています。
ここで気になるのが、未成年者がバーで働くことは法律で禁止されているのかという点です。
18歳未満は原則として午後10時から午前5時まで働けない
労働基準法61条は、満18歳未満の労働者について、原則として午後10時から翌午前5時までの深夜労働を禁止しています。
一部の例外はありますが、一般的な飲食店のアルバイトでも適用される重要な規定です。
そのため、17歳の高校生を深夜に働かせていた場合には、労働基準法上の問題が生じる可能性があります。
バー勤務そのものが一律に違法とは限らない
18歳未満がバーで働くことについては、勤務時間だけでなく、店の営業形態や実際の仕事内容も重要です。
接待を伴う営業や特定の風俗営業などには、別の法令による年齢制限があります。
一方、単に「バー」と呼ばれている飲食店であるという理由だけで、すべての勤務が違法と決まるわけではありません。
今回の報道では、店の営業許可の種類や女子高校生の具体的な勤務時間、担当業務は十分に明らかになっていません。
したがって、勤務先が法律違反をしたと断定することはできません。
未成年者のアルバイトで確認すべきこと
- 働く人の年齢
- 午後10時以降の深夜勤務の有無
- 店の営業形態と許可の種類
- 実際に担当している業務
- 学校の規則や労働契約の内容
恐喝罪とは?現金1万2000円でも成立する?
今回の逮捕容疑は恐喝です。
刑法249条では、人を恐喝して財物を交付させる行為について、10年以下の拘禁刑を定めています。
恐喝罪では、暴行や脅迫によって相手を怖がらせ、財物を交付させたかどうかなどが重要になります。
被害金額が1万2000円だからといって、恐喝罪が成立しないわけではありません。
一方で、単に金銭を受け取ったという事実だけで恐喝罪が成立するわけでもありません。
金銭の受け取りと恐喝はどう違う?
| 状況 | 法律上の考え方 |
|---|---|
| 自由な意思で金銭を渡した | それだけで恐喝罪にはならない |
| 脅迫によって怖がらせ金銭を渡させた | 恐喝罪が成立する可能性がある |
| 暴行などで反抗を抑え込んで奪った | 状況によっては強盗罪などが問題になる |
実際にどの犯罪が成立するかは、発言内容、行為の態様、被害者の認識、金銭を渡した経緯などを総合して判断されます。
女子高校生と少女は容疑を否認|それぞれの供述は?
テレビ高知によると、逮捕された女子高校生は、現金を受け取ったこと自体は認める一方、脅迫したことを否定しています。
もう1人の17歳の少女も、恐喝行為はしていないとして容疑を否認しています。
このため、金銭の授受があったとされることと、恐喝という犯罪が成立したかどうかは分けて考える必要があります。
警察は現場周辺の防犯カメラやSNSなどでのやり取りを調べ、当時の状況を詳しく確認しています。
警察はどうやって2人を特定した?防犯カメラとSNSの捜査
警察は、被害女性らからの相談を受けて捜査を進めたと報じられています。
現場周辺の防犯カメラ映像や、関係者間のスマートフォンでのやり取りなどを調べ、2人を特定したとされています。
こうした記録は、呼び出しの経緯や現場での行動を確認するための手掛かりになります。
ただし、実際にどのような証拠が確保され、その内容がどう評価されるかは今後の捜査や司法手続きによります。
17歳が逮捕された場合はどうなる?少年事件の基本的な流れ
17歳は少年法の対象となります。
一般に、少年の刑事事件では、捜査の後、家庭裁判所での調査や審判などを通じて、必要な処遇が判断されます。
事件の内容や本人の状況によっては、保護観察や少年院送致などの保護処分が検討される場合があります。
ただし、逮捕されたからといって必ず少年院に送られるわけではありません。
今回の2人についても、今後どのような判断がなされるかは現時点では明らかになっていません。
SNSで呼び出されて金銭を要求されたら?被害を防ぐための対応
今回の報道では、SNSで知人を呼び出したことが事件の経緯の一つとして伝えられています。
金銭トラブルや脅迫を伴う呼び出しを受けた場合には、相手の指定した場所へ一人で向かわないことが重要です。
特に深夜や人通りの少ない場所では、安全確保を優先してください。
脅迫や金銭要求を受けたときの対応
- 危険な呼び出しには応じない
- SNSのメッセージや通話履歴を保存する
- 一人で相手と交渉しない
- 保護者や信頼できる大人に相談する
- 身の危険が迫っている場合は110番通報する
- 緊急性のない警察相談は「#9110」を利用する
高知市の女子高校生恐喝事件に関するFAQ
Q1. 逮捕されたのは誰ですか?
高知市の17歳の女子高校生と、香美市の17歳の無職の少女です。少年事件のため氏名は報道されていません。
Q2. 事件はいつ、どこで起きたのですか?
2026年10月11日午前2時から3時ごろ、高知市内のマンション駐車場で起きた疑いがあります。
Q3. 被害金額はいくらですか?
10代女性2人から現金計1万2000円を脅し取った疑いが持たれています。
Q4. なぜ女性たちが警察へ通報したのですか?
女子高校生がバーで働いていることで、知人の店の経営者に迷惑がかかると考えたためと報じられています。
Q5. 17歳がバーで働くことは違法ですか?
店の営業形態や仕事内容、勤務時間によって異なります。ただし、18歳未満の午後10時から午前5時までの労働は原則として禁止されています。
Q6. 逮捕された2人は容疑を認めていますか?
いいえ。2人とも恐喝の容疑を否認しています。女子高校生は現金の受け取り自体は認めています。
Q7. 事件の今後はどうなりますか?
警察が防犯カメラや関係者のやり取りなどを調べ、事件の詳しい経緯を捜査しています。今後の司法判断はまだ明らかになっていません。
まとめ|バー勤務の通報をめぐる恐喝疑惑、2人は容疑否認
2026年11月5日、高知県内の17歳の女子高校生と少女が、知人女性2人に対する恐喝の疑いで逮捕されました。
警察によると、10月11日未明に高知市内のマンション駐車場で現金計1万2000円を脅し取った疑いが持たれています。
事件の背景には、女子高校生のバー勤務について警察へ通報されたことへの反発があったとみられています。
一方、逮捕された2人はともに容疑を否認しており、恐喝行為があったかどうかについては捜査が続いています。
今回の事件は、未成年者の労働環境に関する問題と、知人間の金銭トラブルが重なった事案として注目されています。
今後は、金銭を受け取った経緯や脅迫の有無について、どのような証拠が確認されるかが焦点となります。
出典・参考資料
- テレビ高知|女子高校生ら2人を恐喝容疑で逮捕(2026年11月6日)
- RKC高知放送|恐喝容疑で17歳の女子高校生と少女を逮捕(2026年11月5日)
- 厚生労働省|労働基準法第61条・深夜業
- e-Gov法令検索|刑法第249条・恐喝罪
情報確認日:2026年11月7日。本記事は報道時点の逮捕容疑と捜査状況をまとめたものです。逮捕された2人の有罪が確定したものではありません。

