鹿児島県出水市でデイサービスや訪問介護を展開していた「セカンドライフ合同会社」が、鹿児島地方裁判所川内支部から破産手続き開始決定を受けました。
同社は出水市を中心に阿久根市、長島町などをサービス提供地域として介護事業を展開していましたが、2025年には訪問介護事業を廃止。その後も業況は改善せず、2026年6月末に事業を停止しました。
負債総額は約3000万円とされています。この記事では、セカンドライフ合同会社の破産について、事業拡大から縮小、事業停止に至るまでの経緯を整理します。
・セカンドライフ合同会社が破産手続き開始決定
・デイサービスに加え2023年から訪問介護にも進出
・2025年10月末に訪問介護事業を廃止し事業体制を縮小
・2026年6月末に事業を停止、負債総額は約3000万円
セカンドライフ合同会社の破産|事案概要
東京商工リサーチ鹿児島支店によると、鹿児島県出水市の介護事業者「セカンドライフ合同会社」が、鹿児島地方裁判所川内支部から破産手続き開始決定を受けました。
基本情報
☑ 法人名:セカンドライフ合同会社
☑ 所在地:鹿児島県出水市
☑ 設立:2015年2月
☑ 事業内容:通所介護(デイサービス)、訪問介護
☑ 主なサービス提供地域:出水市、阿久根市、長島町など
☑ 2026年2月期売上高:約3500万円
☑ 事業停止:2026年6月末
☑ 破産手続き開始決定:2026年8月18日
☑ 負債総額:約3000万円
同社は「デイサービス セカンドライフ」の名称で通所介護事業を展開し、地域の高齢者らを対象とした介護サービスを手掛けていました。
さらに2023年4月には「訪問介護セカンドライフ」を開設。デイサービスだけでなく、利用者の自宅を訪問して介護サービスを提供する事業にも進出し、事業領域を広げていました。
設立から破産までの経緯と時系列
2015年に設立されたセカンドライフ合同会社は、デイサービスを中心に介護事業を展開した後、訪問介護にも進出しました。しかし、その後は事業縮小に転じ、最終的に事業停止と破産に至りました。
主な経過
2015年2月:セカンドライフ合同会社を設立
設立後:「デイサービス セカンドライフ」の名称で通所介護事業を展開
2023年4月:「訪問介護セカンドライフ」を開設し、訪問介護事業に進出
2025年10月末:訪問介護事業を廃止し、事業体制を縮小
2026年2月期:売上高約3500万円
2026年6月末:事業を停止
2026年8月18日:鹿児島地方裁判所川内支部から破産手続き開始決定
事業拡大から破産までの流れを見ると、2023年4月には訪問介護へ進出していた一方、約2年半後となる2025年10月末には同事業を廃止しています。
その後はデイサービス事業などを継続していましたが、東京商工リサーチによると業況の改善には至らず、2026年6月末をもって事業を停止しました。
そして事業停止から約1か月半後の8月18日付で、裁判所から破産手続き開始決定を受けたとされています。
破産の背景と原因|事業縮小でも業況改善せず
セカンドライフ合同会社は訪問介護事業を廃止するなど、事業体制の縮小を進めていました。しかし、その後も経営状況を改善することができず、事業継続を断念することになりました。
同社は当初、デイサービスを中心に事業を展開していましたが、2023年4月には訪問介護事業にも進出しました。
介護サービスの提供領域を広げる動きだったとみられますが、2025年10月末には訪問介護事業を廃止。再びデイサービスなどを中心とする事業体制へ縮小しています。
2026年2月期の売上高は約3500万円にとどまったとされ、その後も業況の改善には至りませんでした。
最終的に2026年6月末で事業を停止し、8月18日に破産手続き開始決定を受けています。
なお、今回提供された情報では、人件費や利用者数の推移、具体的な収益状況など、経営悪化につながった個別の要因までは明らかになっていません。
そのため、人手不足や人件費上昇など特定の要因を、セカンドライフ合同会社の破産原因として断定することはできません。
事業拡大から縮小へ転じた経営の流れ
今回の破産で注目されるのは、訪問介護への進出によって事業領域を広げた後、同事業を廃止して経営規模を縮小したものの、業況改善には至らなかった点です。
2023年4月に「訪問介護セカンドライフ」を開設したことで、同社はデイサービスと訪問介護という複数の介護サービスを展開する体制となりました。
しかし、2025年10月末には訪問介護事業を廃止しています。
事業を縮小した後もデイサービスなどは継続していましたが、2026年2月期の売上高は約3500万円にとどまり、その後も経営状況を立て直すまでには至りませんでした。
結果として2026年6月末に事業を停止しており、事業縮小による経営改善が十分な効果につながらなかったことが、今回公表された経緯から確認できます。
破産を回避できた可能性はあったのか
セカンドライフ合同会社が破産を回避できたかどうかについては、公表されている情報だけで判断することはできません。ただ、事業縮小後も業況が改善しなかった点は経営上の重要なポイントです。
一般論として、事業を複数展開している企業や法人では、収益性の低い事業から撤退し、経営資源を主力事業へ集中させることが再建策の一つとなる場合があります。
同社も2025年10月末に訪問介護事業を廃止し、事業体制を縮小していました。
しかし、今回の公表情報を見る限り、その後も業況は改善せず、2026年6月末の事業停止に至っています。
より早い段階での事業構造の見直しや資金計画の再検討などが有効だった可能性は一般論として考えられますが、同社が実際にどのような経営改善策を実施していたのかは明らかになっていません。
そのため、「特定の対応を取れば破産を回避できた」と断定することは適切ではありません。
利用者や地域への影響は
同社は出水市を中心に阿久根市や長島町などでも介護サービスを提供していました。事業停止に伴う利用者への具体的な影響については、今回提供された情報では明らかになっていません。
介護事業は利用者の日常生活と密接に関係するサービスであるため、事業者がサービス提供を終了する場合には、利用者にとって別の介護サービスへの移行が重要になります。
ただし、セカンドライフ合同会社の利用者が実際にどの事業者へ移行したのか、サービス提供がどのように引き継がれたのかについては確認できていません。
また、従業員数や雇用への具体的な影響、取引先の状況などについても、今回の情報では明らかにされていません。
負債総額は約3000万円とされていますが、債権者数についても公表された情報からは確認できません。
よくある質問
セカンドライフ合同会社の破産について、事業内容や破産までの経緯など、現時点で確認できる情報をQ&A形式で整理します。
Q:セカンドライフ合同会社はいつ破産したのですか?
A:2026年8月18日付で、鹿児島地方裁判所川内支部から破産手続き開始決定を受けたとされています。
Q:負債総額はいくらですか?
A:東京商工リサーチ鹿児島支店によると、負債総額は約3000万円です。
Q:どのような介護サービスを提供していましたか?
A:「デイサービス セカンドライフ」の名称で通所介護を手掛け、2023年4月からは「訪問介護セカンドライフ」も展開していました。
Q:訪問介護事業はどうなりましたか?
A:2025年10月末に廃止されました。その後もデイサービス事業などを継続していましたが、業況は改善しなかったとされています。
Q:いつ事業を停止したのですか?
A:2026年6月末に事業を停止し、その後、8月18日付で破産手続き開始決定を受けました。
まとめと今後の見通し
鹿児島県出水市でデイサービスや訪問介護を展開していたセカンドライフ合同会社は、事業縮小後も業況を改善できず、2026年6月末に事業を停止しました。
同社は2015年2月に設立され、デイサービスを中心に事業を展開。2023年4月には訪問介護にも進出するなど、介護サービスの領域を広げていました。
しかし、2025年10月末に訪問介護事業を廃止。2026年2月期の売上高は約3500万円にとどまり、その後もデイサービスなどを継続したものの、業況改善には至らなかったとされています。
2026年6月末に事業を停止し、8月18日付で鹿児島地方裁判所川内支部から破産手続き開始決定を受けました。負債総額は約3000万円です。
今後の確認ポイント
・破産手続きの今後の進行
・債権者数や債権関係の詳細
・利用者へのサービス移行状況
・従業員や取引先への具体的な影響
地域の高齢者の生活を支える介護サービスでは、事業者の経営継続性も重要な課題となります。今回のケースについても、破産手続きの進行とともに、利用者や関係者への影響がどのように整理されていくのかが今後の確認点となります。

